やっとビール造り開始です。
まず、今回は温度管理に熱帯魚温度管理システムを採用することにしたので、 その土台を作ります。
家にあった衣類用(?)のプラスティックのケースの中に水を張り、 先日買ったサーモスタットとエアーポンプを取り付けます。
で、こうなりました。
温度管理システム一式
この中にビールを入れたタンクを入れる訳です。 水位はタンクの上部より下、タンクの中のビールの水位より上、 と言った感じです。水没しているものの右側は エアーポンプの泡の出る部分とサーモスタットの熱源です。 熱源の近くの方が温度も拡散するかなーと思ってそうしてあります。 左側にあるのが温度センサー。熱源に近すぎると正確に計れないので 逆側に設置してあります。本体はそれぞれ上の方にぶらさげてあります。 エアポンプは水位より下に置くと逆流してきて壊れるそうなので上に 置いてあります。
その他、水中に一応確認用の水温計も設置しました。
温度計 208円
で、いよいよビール作成開始。 まず、ビール造りに大事なのは何にしても殺菌。 で、消毒用に薬局でこんなもの買ってきます。
消毒用エタノール 819円
普通のエタノール(濃度95〜100%)のヤツも売ってるんですが、消毒用には 濃度70%程度の「消毒用エタノール」ってヤツの方が殺菌能力が高いんだそうです。
と言う訳で、最初にまず、ビールを入れるソフトタンクを殺菌します。 ソフトタンクの中に消毒用エタノールを適当に入れてフタをしてよく振ります。
エタノールを入れてシェイク!
で、消毒が終わったらエタノールはもったいないので容器に移して後でスプレーとして使います。100円ショップでこんなん買ってきました。
じょうろ 105円
スプレー容器 105円
じょうろは後でソフトタンクに液体を入れるとき用に買いました。
で、使うものは全て消毒する必要があるので以前買った移し変え用のビニールチューブも殺菌する必要があるので、ここでスプレー容器にソフトタンクの中のエタノールを移し替える時に、ついでにソフトタンクのコックにチューブをつけて、チューブを通して移し変えました。
消毒が終わったところで、まず最初に完成時のビールの分量と同じ量の水を ソフトタンクに入れます。 今回の場合は17Lです。
とりあえず水を17L。
今回使用する水ですが、普通に水道水使います。 本当はミネラルウォーター、特に海外のモノなど、硬水を使用すると いいらしいのですが、高いのでムリ。 その代わり、水道水でも浄水器を通してそれっぽくします。
家の浄水器はseagullIVとか言うヤツです。確か結構高いです。
浄水器 seagull IV
で、なんで最初に水を全部入れるかっつーと、17Lの部分に' あらかじめ線を引いておく為です。 まあ、今からこの水を使ってなんだかんだやる訳ですが、 最終的に17Lにする必要があるので、最初にその位置を確定しておきます。
17Lのところに油性ペンでマーク(フラッシュ失敗・・・)
ソフトタンクなので、形が変わると水位も変わってしまうので、 ラインも一面だけでなく、三面、もしくは四面にラインを引いておいたほうが いいです。 この他に、水位ではなく、体重計で重さを量っておくと言う手もあるようです。
次にタンクの水から2Lを取り出して、沸騰させます。鍋も当然、 エタノールスプレーで殺菌してからです。
鍋に水を入れる
で、その間に、ビールの素(モルト缶)を軽く湯煎しておきます。 この缶詰の中はドロドロの液体なので、 暖めておいたほうが中身が取り出しやすいです。
モルト缶を暖める。あたたか〜い。
後、用意するのが砂糖。今回は17L作る場合は500gとビールの素の 説明書に書いてあったのでその通りに用意します。
砂糖山盛り 500g。あまーーーーーーーーーい(スピードワゴン) 158円の半分
又、今タンク内の残っている15Lの水の中から2,3Lを別の容器に移しておきます。 今回はボールに移しておきました。この水は最後の量の調整用に使います。 (ボールも当然殺菌します)
とりあえず水を取っておく
で、お湯が沸騰してきたら、いよいよ暖めてあったビールの素を入れます。 とりあえず、空けてみます。
モルト缶を空けると....
・・・んー、もの凄くまずそうです。ドロドロだし。 しかも、臭い。カンロ飴みたいなあまい臭いがします。かつ麦っぽい。
で、これをドバーッと先程の鍋に投入。
ドバーーーッと全部投入
この時、火は中火です。鍋の底でモルトが焦げ付かないように、 おたまでかき混ぜます。(おたまももちろんエタノールスプレーで消毒後) 缶の中に残っているモルトも鍋の中の湯を再度入れて洗う等して全て鍋の中に入れます。
で、落ち着いたら続いて先程の砂糖500gをドバーッと投入。
砂糖も焦げ付かないように溶けるまでまぜます。
この状態で沸騰直前くらいまでいったら、中火から弱火にします。 で、この後、焦げ付かないようにまぜながら30〜60分程グツグツと煮ます。 温まると更に臭いです。。。
グツグツ煮込む
今回は60分やりました。途中、表面にアクが上がってきます。 このアクを取れ、と書いてある本と、何にも書いてない本とあるのですが、 一応、アク取りはしました。 この煮る時間ですが、なるべく長い方が雑味が減るそうです。
で、60分経ったら、火を止め、じょうろを使ってソフトタンクの中に入れます。 じょうろも当然殺菌してからです。
タンクに注入。熱いので注意
この時、鍋の中の熱湯がソフトタンクに直接触れないように注意してください。 じょうろも熱くなるので少し浮かしてやったほうがよいと思います。 タンクの中には既に水が入ってますので、その水と熱湯で温度が中和されて、 最終的にはぬるま湯位の温度になります。
注入完了。
この時点で、タンクの中には、
17L - 2L(鍋) - 3L(ボール) + 2L(鍋) + 1.2L(モルト缶)
と言う事で、15.2L程度が入っていることになります。 モルト缶の容量が足されるので17Lのまま足してしまうと容量オーバーになってしまいますので、ボールに水を別途取っておいた訳です。
で、このボールの水で最初にラインを引いた17Lの位置まで水を追加します。 ラインぴったりになるまで少しずつ足していきます。
17Lぴったり
ここで一旦タンクにフタをして、温度調節用のケースの中に沈めます。 タンクのフタの部分まで沈まないように気をつけます。
潜水開始
位置が固定できたら、フタを再度空けてビール用イーストを投入します。 わざわざケース内に沈めてからイーストを投入したのは、本にイースト投入後は ゆすらない方が良いと書いてあったからです。
その後、読んだ資料には「ゆするなと書いてある本もあるが、かき混ぜたほうが イーストに必要な酸素が入るのよい」と書いてあるものもあったりする。。どっちやねん。
イーストはビールの素(モルト缶)についています。
モルト缶に付属のイースト
イースト投入
イーストを投入したらフタをして作業完了です。この時、発酵すると中から炭酸ガスが出てくるので、タンク内から放出する為にタンクのコックは「開く」にしておく必要があります。
今回はやらなかったんですが、本当はイーストを別途予備発酵しておいたほうがいいみたいです。次回やってみようっと。
で、タンクですが、沈んでいるとはいっても若干浮いていて余り安定性がよくありません。何らかの衝撃で倒れると一巻の終わりなので、つっかえ棒しておきました。
そこらにあった棒で倒れないように補強
以上で完了です。放っておくと徐々に発酵していく予定です。。。 上手くいくといいなぁ。
投資金額合計 : 8,671円